補聴器はかっこ悪い!?

補聴器

自分の意思で補聴器を使い始めた私ですが、最初の頃は周囲に進んで話すことはありませんでした。
購入したのはベージュの耳掛け型の補聴器。すでに小型化されてきているとはいえ、見れば分かるものです。私は髪型も耳が隠れるくらいの長さにして、なるべく目立たないようにしていました。ですが、今では髪型で隠すこともせず、堂々と使っています。
思い返すと、それはちょっとしたきっかけでした。

20代半ば、部活の先輩の結婚式二次会に参列した時のことです。
みんながほろ酔い気分の中、男の子の後輩が突然、
「耳のそれ、オシャレっすね!」
と言ってきたのです。

その日はパーティー用に髪をアップにしていたので、耳元が見えていました。私が「補聴器だよ」と伝えると、
「イヤリングかと思いました。オシャレっすね!」
と、もう一度言ってくれたのです。

そこまで強調して言ってもらえたことが、素直に嬉しかったです。
そして、「意外と目立っていないんだ」「補聴器って分からないこともあるんだ」と認識した瞬間でもありました。

今では、補聴器の種類も形たくさんあります。色も黒やベージュだけでなく、赤・青・紫などさまざま。(もちろん商品によって色の展開は異なります。)

さらに、イヤーモールド(耳の形を取った自分専用の耳栓型イヤホン)も、色付きやキラキラしたデザインを選べます。歌番組で歌手の方がつけているイヤモニ(ステージ上で自分やメンバーの声を聴くためのイヤホン)に近いイメージです。

私も今の補聴器を購入する際、本当は赤を選びたかったのですが、その時は色展開がなく再びベージュに。次に買うときは色付きにしたいし、余裕があればアイドル歌手並みにキラキラさせるのも悪くないな、と思っています。

実際、オシャレな色の補聴器やイヤーモールドをつけている方を見ると、ファッションの一部として程よく主張していて、とても素敵に感じます。

つまり、補聴器は合ったものを選びつつも「あなた次第」なんです!
選べるって、楽しいですよね!

自分らしく補聴器を使って、充実した生活を送っていきたいと思います。

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