補聴器はかっこ悪い?そう思っていた私が堂々と使えるようになるまで
「補聴器って、なんだか目立ちそう」
「周りにどう思われるんだろう」
「年配の人が使うものというイメージがある」
補聴器の使用を考えたとき、多くの人が一度はこうした不安を感じるのではないでしょうか。実は私自身も、補聴器を使い始めた当初は「できるだけ目立たせたくない」と思っていました。
しかし今では、髪型で隠すこともなく、自然体で補聴器を使っています。むしろ、自分らしさの一部として受け入れられるようになりました。
この記事では、補聴器に対する「かっこ悪い」というイメージがどのように変わったのか、実体験を交えながらお話しします。これから補聴器を使おうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
補聴器を隠していた頃の私
私が補聴器を使い始めたのは、自分自身の意思でした。アルバイトをする中で聞き取りづらさを感じる場面が増え、「このままでは不便だ」と思ったことがきっかけです。
購入したのは、ベージュ色の耳掛け型補聴器。当時すでに小型化は進んでいましたが、近くで見れば補聴器だと分かるサイズでした。
その頃の私は、周囲に積極的に補聴器のことを話すこともなく、できるだけ存在を隠そうとしていました。
- 耳が隠れる髪型にする
- 初対面の人には言わない
今思えば、必要な道具なのに「見られること」を過剰に気にしていたのです。
意識が変わった、ある結婚式二次会での出来事
転機は、20代半ばの頃に訪れました。
部活の先輩の結婚式二次会に参加したとき、私はパーティー仕様で髪をアップにしていました。普段は隠していた補聴器が、その日は自然と見えていたのです。
帰り際、後輩の男の子が突然こう言いました。
「耳のそれ、オシャレっすね!」
最初は何を言われたのか分かりませんでした。
私が「補聴器だよ」と伝えると、彼は驚きながらこう続けました。
「イヤリングかと思いました。オシャレっすね!」
その言葉は、私にとって大きな衝撃でした。
「隠さないといけないもの」だと思っていた補聴器が、誰かには“アクセサリー”のように見えていたのです。
補聴器=目立つ、という思い込み
その出来事をきっかけに、私は気づきました。
もしかすると、補聴器を気にしているのは自分だけなのではないか、と。
実際、多くの人は他人の耳元をそこまで注意深く見ていません。そして、現代の補聴器は想像以上に自然なデザインになっています。
つまり、「目立つかどうか」よりも、自分がどう感じているかの方が大きかったのです。
思い込みが外れた瞬間、補聴器への抵抗感が少しずつ薄れていきました。
今の補聴器は“選べる”時代
現在の補聴器は、機能だけでなくデザインの幅も広がっています。
カラーバリエーションの増加
以前はベージュや黒が主流でしたが、最近では:
- 赤
- 青
- 紫
など、個性を表現できるカラーも登場しています。
イヤーモールドも自由にデザイン可能
耳の形に合わせて作る「イヤーモールド」も、透明だけではありません。
- 色付きデザイン
- ラメ入り
- ポップなカラー
など、選択肢が増えています。
見た目のイメージとしては、歌番組でアーティストが使用しているイヤーモニター(通称イヤモニ)に近い印象です。実際、ステージ上ではそれが“プロらしさ”として映ることもあります。
本当は赤い補聴器が欲しかった話
私自身、現在使用している補聴器を購入する際、本当は赤色を選びたいと思っていました。
しかし、私が購入した種類にはカラーバリエーションがなく、再びベージュを選択することに。
次に買い替えるときには、思い切って色付きモデルに挑戦したいと考えています。余裕があれば、アイドル歌手のイヤモニのように少しキラキラしたデザインも面白いかもしれません。
そのためにも、多くの種類でカラーバリエーションが増えれば良いなと思います。
補聴器を“隠すもの”ではなく、“選ぶ楽しさがあるもの”として考えられるようになったのは、大きな変化でした。
補聴器はファッションの一部にもなる
カラフルな補聴器やイヤーモールドを使っている方を見かけることがあります。
そうした方々は、補聴器を無理に隠さず、自然に身につけています。そして、それがファッションの一部として程よく個性を表現していて、とても素敵に感じます。
メガネと同じように、補聴器も「自分に合うものを選ぶ時代」になっているのかもしれません。
まとめ:補聴器がかっこ悪いかどうかは「あなた次第」
補聴器は決して特別なものではありません。生活を快適にするための道具であり、そして今は「選べるアイテム」でもあります。
かっこ悪いかどうかを決めるのは、周囲ではなく自分自身です。
もし今、補聴器を使うことに迷っているなら、まずは「自分が楽になること」を優先してみてください。
自分らしく補聴器を使うことで、日常は思っている以上に快適になります。
私もこれから、自分に合った補聴器を楽しみながら選び、より充実した生活を送っていきたいと思っています。
※本記事は筆者の体験に基づく内容です。
症状や治療に関しては個人差がありますので、気になる場合は医療機関へご相談ください。


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