今回は、実際に試合を観客として観戦したときの様子、そして閉会式を見に行ったときの体験についてお話ししたいと思います。
バレーボール予選を観戦|想像以上の大混雑
バレーボールの予選を観戦しに、「駒沢オリンピック公園総合運動場」へ足を運びました。お目当ては、もちろん日本戦です。
事前に「非常に混雑する」という情報をキャッチしていたため、開始の1時間ほど前に到着しました。しかし、予想通り会場前はすでに大混雑。なんと400人以上が列を作って並んでいました。
しばらくすると、「入場できるのは約520人ほどです」というアナウンスが流れ、列にはどよめきが。
「ギリギリセーフかも!」と思いながら中に入ったものの、残念ながら日本戦が行われるコート側には座れませんでした。
予選ではコートを2面使用しており、520人のうち実際にお目当てのコート側に座れるのは半分ほど。残りの席は、学生の団体席や関係者席として使われていました。
悔しい気持ちはありつつも、次に始まる反対側のコートの席に着席することにしました。
日本戦は見られずとも、心温まる応援風景
結果として日本戦は見ることができませんでしたが、学校単位で来ていた学生たちの一体感ある応援がとても印象的で、見ているだけで心がほっこりしました。
そして、私が座っていたコートでは「カナダ対ウクライナ」の試合がスタート。
国歌斉唱の場面では、
- カナダは手話付きで国歌を表現
- ウクライナは選手同士が手をつないで立つ姿
どちらも胸に迫る光景で、思わず見入ってしまいました。
ちなみに、日本代表も国歌斉唱の際は手話付きで行っていました。
陸上競技観戦|サインエールで一体感を実感
もうひとつ観戦したのが陸上競技です。会場はバレーボールと同じく駒沢で、陸上競技場ということもあり非常に広く、こちらはスムーズに入場できました。
日本のリレー予選を含め、いくつかのレースを見ることができましたが、特に印象的だったのが、競技前の説明を毎回手話通訳の方が行っていたことです。観客全員が内容を理解できるように工夫されている点に、デフリンピックならではの配慮を感じました。
レースが始まると、観客は全員で**「サインエール」**を使って応援。
サインエールとは、今回のデフリンピックで考案された、聞こえない・聞こえにくい選手への手話を使った新しい応援方法です。
声を出さなくても、全力で応援できるこのスタイルはとても気持ちが良く、レース後に選手の方が観客席に向かって手を振ってくれたときには、「応援がちゃんと届いたんだ」と嬉しくなりました。
閉会式|国境を越えて心がつながる瞬間
そして、ボランティアとして参加したおまけとして閉会式も見ることができました。
各国の国旗が登場する際、モニターには国名の手話表現が映し出されていたのですが、面白いことに、私を含め多くの観客がその手話を真似していました。
次々に国が出てくるため、なかなか覚えられなかったのが少し残念です。旅行が好きな私としては、国名の手話を覚えられたらもっと楽しいだろうな、と感じました。まずは、行ったことのある国や、行ってみたい国だけでも覚えてみたいですね。
閉会式の最後は、選手も観客も一体となって「盆踊り」。
国籍を超えて輪になり、ぐるぐると踊る選手たちの姿がとても印象的でした。
海外で同じような経験をしたことがある私ですが、改めて「ダンスは国境も言葉も越える」ものの一つだと強く実感しました。
会場内のアナウンス方法も非常に工夫されていました。
- モニターには日本手話と国際手話の同時通訳
- 電光掲示板には字幕表示
- さらに、各自のスマートフォンでも文字起こしによる案内を見ることが可能(※提供:YYsystem)
今大会を通して、デジタル技術の進化を最も肌で感じた瞬間だったように思います。
デフリンピックについてのレポートは、今回で一区切りとなります。
いかがでしたでしょうか。少しでも大会の雰囲気や魅力が伝わり、楽しく読んでいただけていたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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