「最近ちょっと聞こえにくくなってきたかも…」
そんな時に気になるのが、どんな保障やサポートがあるのか、また気軽に参加できるサークル活動のようなものがあるのかということではないでしょうか。
病院では難聴児向け、補聴器や医療に関する情報は得られても、日常生活をどう支えるかという面では情報が不足しがちです。
そこで今回は、実際に私も利用している、東京都内で難聴・中途失聴者をサポートしている団体を2つご紹介します。
特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会
東京都新宿区に本部を置く団体で、
- 手話・読話講習会
- 毎月の講演会や交流会
- 絵手紙サークル
など、さまざまな活動を行っています。
協会の会員(有料)になると、イベントに無料または割安で参加できるのが魅力です。もちろん会員でなくても、その都度参加費を払えば参加できます。
ちなみに私は、この協会で手話を勉強させてもらっています。学びながら同じ聞こえにくい仲間と交流できるのは、とても心強いですよ。
公式サイト:東京都中途失聴・難聴者協会
社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター
東京・目黒区にある「聴覚障害者情報提供施設」です。
専門資格を持つスタッフに、生活や聞こえに関する相談ができるほか、
- 字幕付き映画やヨガイベント
- DVDの貸し出し
- 機関紙の閲覧
といった情報提供サービスやイベントを提供しています。
利用には初回登録(住所・氏名の記入)が必要ですが、一度登録すれば多くのイベントに無料で参加できます。これは嬉しいポイントです!
公式サイト:聴力障害者情報文化センター
体験談:はじめての「聞こえの相談」に参加
最初にこの 聴力障害者情報文化センターで「同じような聴力の方に出会ってみたい、どんな保障がやサポートがあるのか」など書いて連絡したところ、「聞こえの相談」を勧めていただき、参加しました。
スタッフの方が、緊張していた私を穏やかに迎えてくれました。そして、担当の方と言語聴覚士(ST)さんと面談をし、聴力検査も含めてじっくりと話を聞いていただきました。
その際に、「今まで大変だったね。頑張ってきたね。」と声をかけてもらったことを、今でも鮮明に覚えています。
病名は知っていても、日常生活における「聞こえの状態」を、ここまで寄り添って言葉にしてもらったのは初めてでした。とても安心でき、気持ちが軽くなったのを覚えています。
その後、ヨガや「仕事の悩みについて語ろう」にも参加しました。ヨガでは他の皆さんがとても生き生きされていたのが印象的でした。同時に手話が出来ないもどかしさを少し感じました。どちらも手話ができなくても文字による案内があったことが新鮮で、分かりやすくありがたかったです。(手話については、後日またアップしたいと思います。)
聞こえにくさを感じ始めると、不安や戸惑いが大きくなるものです。
でも、今回ご紹介したような団体やセンターには、同じ立場の仲間や専門家がいて、安心して相談できます。長年活動されている団体なのも安心できます。
一人で悩まず、ぜひこうした場所に足を運んでみてくださいね!!
コメント
・こんにちは、アンパンマンです。私も中途難聴者です、後期高齢者健診で指摘され昨年から補聴器を装用しています。効果は不慣れなせいか、いま一つです。
・医師からは、悪くなることはあっても良くなることは無いとのことで、善後策として手話を学ぼうと手話講習会に通っていますが、なかなか上達しません。
・Yukiさんは、いろいろな経験を述べられており参考になりましたありがとうございます。
・「人間万事塞翁が馬」、私も前向きに外の社会に出向き情報をとり共有し、今後の生活を充実したものひしたいます。よろしくお願いします。
アンパンマンさん
ありがとうございます。私も多くの方に出会い、前を向くことが出来ております。手話も覚えるのは大変ですよね。お互いに頑張りましょう。これからもこのブログをよろしくお願い致します。
ブログ投稿ありがとうございます。
サポートや支援をしてくれる団体や組織について大変勉強になりました。
また、Yukiさんの体験談を聞け、本当に強い人なんだなと思いました。
また、いろいろと体験談を聞かせてください。